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膝の痛みと関節角度

こんにちは

SOLARのフジセです。


今回は

特に整形外科的に問題がないにも関わらず

膝に痛みが出るケースについて

お話しします。


初めに断っておきますが

膝の痛みについて

腫れや熱っぽい感覚(熱感)常時痛みがある場合

必ず整形外科に受診してください。


そのうえで

原因不明や腿の筋肉が弱っているからだろう

という診断を下された方

また治ったと思ったら時々痛みがぶり返したり

何度も痛くなるという方

を対象にお話をしていきたいと思います。

(整形外科的処置が必要がない方にスポットを当てていますので、誤解しないようお願いします。)


膝は股関節と足首という

良く動く間接に挟まれた動きの小さな関節です。

そのため

膝関節自体に異常は見られず

股関節や足首の影響から痛みを感じているケースがあります。


よくあるケースとして

膝上の筋肉に負担をかける動きが多い場合です。




足を肩幅程度に開いてスクワットをするようにしゃがんでみて下さい。

この時


膝が前に出て、上半身がまっすぐ起きたままになっていませんか?


膝は小さな動きの関節のため、

膝を曲げるまたは腰を落とすたびに前に出していると

負荷が高すぎてしまい、膝に痛みをもたらす原因になります。

例えば椅子に座るとき

階段を降りるとき

膝ばかりに負担がかかってしまい

その長年の蓄積が痛みとなって膝に出てしまうのです。


また

よく見るトレーニングスクワットは膝が前に出ず、お尻を後ろに突き出しているヒップヒンジと呼ばれる姿勢です。

ヒップヒンジスクワットはお尻の筋肉を鍛えるためにはいいのですが

日常動作でそれが癖付いてしまうと

臀部の筋肉に負荷が蓄積し腰痛の原因になることがあります。



では日常動作で必要な股関節・膝関節・足関節の動きはというと


  1. 足底の重心が母指球・小指球・かかとの三点に均等に乗っていること

  2. しゃがんだ時に膝と股関節が同じ比率で動くこと

  3. 膝がつま先より2センチほど前に出ている

  4. 膝は足指の第2指(人差し指)と同じ方向を向いている

  5. 脛と上半身の傾斜が平行を保っている


以上がきれいにできていれば

重心は

両足の真ん中にあり

膝から股関節の間の腿全体に負荷が分散されているのを感じるはずです。


これが体の動きとしては最も少ない力で行えるしゃがみ行動ですので

椅子に座るとき

階段を降りるとき

物を拾うときなど

様々な場面で安定し、負担の少ない動きができるようになります。




このほかにもいくつか膝の痛みの原因が考えられますのでそれはまた次回。


まずは鏡の前で

自分のしゃがみ運動がどんな形化を見てみてください。





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