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子供の成長と体の使い方(2)

こんにちは

SOLARのフジセです。


赤ちゃんの泣くという行為が

腹圧=体幹を鍛えている

という話をしました。


体幹が安定すると

あおむけの状態で手足を自由に動かせるようになり

やがて寝返りまでできるようになっていきます。


赤ちゃんが

あおむけになった状態で手足をバタバタと動かしますが

背中と腰が安定して地面についた状態で

いかに最小限の力=効率的に & 最大可動範囲

股関節と肩関節を動かせるかの訓練になります。


これは日常生活の

たくさんの動作の基本形になります。


大人でも

腰痛や肩こりに悩まされている人は

赤ちゃんのこの動きから練習する必要があります。


「やり方」

あおむけになり

背中・腰・後頭部を床に付けた状態

手は天井に前倣いを作り

足は股関節を90度・膝を90度・足首を90度に曲げ

腹式呼吸をしっかりと保ったまま

背中・腰・後頭部が床から離れないように意識しながら

手足をいろいろな方向に動かします。


最初は手足を上に挙げた状態をキープするのも

呼吸が止まって難しかったり

足を延ばすと呼吸が止まってしまったり

アゴが上がってしまう

腰が浮いてしまうなど

多くのエラーが出るでしょう


このエラーが

日常生活で腰や肩に負担をかけている大きな要因ですので

癖を取り除く必要があります。


こうして

体幹を安定させたまま手足が自由に動かせるようになると

いよいよ寝返りの前段階で

足とお尻まで上げるようになります。

この時鍛えられるのは

骨盤底筋と腹筋で

立ち上がった時に骨盤やお腹を安定させ

上半身が乗る土台になる部分です。



大人では

骨盤底筋群が弱まってしまうことによって

骨盤のゆがみや猫背

股関節の痛み

尿漏れ

などにも繋がります。


鍛える方法としては


背中腰をついたまま

90度に曲げた股関節・膝・足首をキープしながら

お尻を浮かせ天井に足裏を向ける


これが難しい場合は

同じ態勢で壁に足裏を付けて

骨盤だけを動かすように仙骨を持ち上げる


立ったままお尻の穴を締めるように力を入れて

力を抜いて

また力を入れてを数セット繰り返す。


などの方法があります。


これらができるようになると

上半身と下半身を別々の方向に動かせるようになり

ようやく寝返りになどりつきます。

下半身を安定させて軸を作った状態で

上半身をひねることができてようやく寝返りができるようになります。


このように

子供の寝返りは

こうした体幹の安定性と四肢の自由を手に入れた努力の証です。



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