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正しい姿勢(2)骨盤


前回

足と接地が正しい状態が

姿勢において大切だということをお伝えしました。



そこを土台として

次に正しい姿勢を維持するために大切なのは

骨盤と肋骨です。



骨盤は

前傾・後傾と言われるように

人間の活動に合わせて前後にすこし動くようになっています。

まっすぐ立った時に

この骨盤がどちらにも動きに合わせて動ける状態であることが

正しい姿勢を作るうえで大切になります。


ちなみに

骨盤のニュートラルポジションは

上前腸骨棘(股関節の前に手を置いて触れる出っ張った骨)に対して

上後腸骨棘(おしりの▽の骨と骨盤の境目にあるへこみ)

指2本から2.5本以内の高さ以内に収まっている状態。

また上前腸骨棘と恥骨結合がまっすぐになっている状態を指します。



前傾とは

骨盤が前に傾いた状態のため

上前腸骨棘に対して恥骨は斜めに傾き

二つを結んだ線は前に傾きます。

上前腸骨棘と上後腸骨棘は指3本ほどの高さの差が出ます。



後傾はうしろに傾くことなので

上前腸骨棘と恥骨結合を結んだ線は地面から垂直より後ろに傾き

上前腸骨棘と上後腸骨棘との幅は指1本ほどに狭まります。



この骨盤の傾きは

臀部・大腿部・骨盤底筋群・腹筋群によって制御されます。


これらの筋肉のバランスが悪くなると

骨盤がニュートラルポジションを保てなくなります。


特に骨盤底筋群に関しては

普段意識して動かすこともないので

うまく使えない人も多いです。

尿漏れや、下腹部に脂肪がついてきた、慢性の腰痛、女性器系の不調などがある方は

ケーゲルトレーニングを試してみることもお勧めです。


そのうえで臀部・腹部・大腿部をまんべんなく使えるようになれば

骨盤が自由を獲得できるでしょう。

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